さんからお借りしているお題です。

| 1:捨てられないプレゼント |
| 2:おもかげさがし |
| 3:失くした温もりを求めて |
| 4:あの頃にはもう戻れない、けれど |
| 5:もう一度、笑った君に会いたい。 |
| 1:捨てられないプレゼント |
| 見るたびに思い出すから、もう捨てようって思うのに いつもゴミ箱の前で悩む。 捨てようと思えば、思うほど。 捨てられなくなる、あなたが初めてプレゼントしてくれたこのブレスレット。 無くしてしまえればいいのに、いつの間にか姿を消してくれていれば、心の痛みを感じずに済むのに 。 可愛い石の付いたブレスレットを、お店の前で眺めていたら 買ってあげようか? ってさりげなく言ってくれた。 悪いからって断りもしたけど、いいよ、プレゼントさせてって。 その時の笑顔と、胸のときめきが記憶に焼き付いているから、ブレスレットを見るたびに思い出す。 もう会えないあなたとの思い出をいつまでも引きずっているのは、まだあなたのことを好きだから? 捨ててしまおうか、置いておこうかずっと悩んでずいぶん時間が経ってしまったけど。 この優柔不断さに嫌気がさしてくる。 迷っている間は、まだ置いておこう。 未練たらしいといわれようと、今捨てて結局後悔してしまうのは、なんだかバカらしい。 はぁ、とため息をついてジュエリーボックスにブレスレットをしまう。 今は辛い思い出、でもやっぱり大切にしておきたい思い出だから…。 |
| 2:おもかげさがし |
| 人混みの中、お店の中、ドアの向こう側 あなたが居ないことは分かっているのについ探してしまう。 あなたの影を探している。 似た声、同じ名前、あなたかと思って振り返る。 そんな自分が道化師のようで笑ってしまう。 ここに居ないことを知っているのに、いつまでも探している。 思い出して、涙が出るとそれと同じだけ笑いがこみ上げる。 あなたをいつまで探し続けて居るんだろう? わたしの無駄な努力をあざ笑ってください、誰かに諦めろって通告してくれたら楽なのに…。 |
| 3:失くした温もりを求めて |
| ドアをノックすればあなたが居た。 今は違う人が住む部屋。 あなたを失ってから、冷たい風が心を通り抜ける。 どうして、あなたは居なくなってしまったんだろう? わたしがこの場所を離れたから? あなたとの日常が無くなってしまうと分かっていたけど、それでもわたしはこの場に留まっていられ なかった、あなたはきっと待っていてくれると勝手に信じて。 でもそれはわたしの勝手な意見で、そんなことにも気がつかなかったわたしの愚かさに愛想を尽かし てしまったのかしら。それで、出て行ってしまったのかしら? 初めは一言ぐらい連絡をくれてもよかったんじゃないのと、懲りないわたしを許してくれることはな いのかしら。 ドアをノックすれば、あなたが居た。 もうそれは永遠に、無くなってしまった…。 |
| 4:あの頃にはもう戻れない、けれど |
| 楽しかった思い出、悲しいと感じた日、嫉妬に怒り狂った日、幸せな気持ちに満たされた日… ひとつひとつの思い出が些細な出来事とリンクしていて、思い出してみては昔に浸る。 そんな頃にはもう戻れないけれど、だけど。 かけがえのない記憶は、甘く、切なく、苦いときもあるけれど。 どれも、これもわたしにとって欠かすことのできないもの。 一つでも欠けたら、今のわたしは居ないのだから。 別れてしまって、寂しいと思ったけれど、時間が経ってみると素敵な思い出になるものだと。 昔に戻りたいと思うことをやめてみると、意外と辛くなくなったりするものだと。 そう思える自分がちょっと成長したかな、なんて笑みがこぼれた。 |
| 5:もう一度、笑った君に会いたい。 |
| わたしに見せてくれる笑顔を、愛おしいと感じていた。 最後は笑ってくれなかった。 涙も見せてくれなかった。 怒りさえしてくれなかった。 今は、あなたの笑顔と会いたいです。 わたしもとびっきりの笑顔、用意しておくから…。 |